Francois Amoretti フランソワ・アモレッティ | インタビュー | アパレルウェブ

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Francois Amoretti フランソワ・アモレッティ

Profile プロフィール

フランソワ・アモレッティ

イラストレーター

パリでアートスクールを卒業後、イラストレーターとしてのキャリアを積む
1999年 来日 原宿でロリータと運命的に出遭う
2003年 帰国 フランスの出版者でイラストレーターとして活動
2006年 ロリータ文化を発信し始める
2007年 オリジナル作品の制作が増える
2008年 ロリータ文化を国内外のメディアに発信
自費出版で絵本「赤頭巾ちゃん」を発行する。読者の1/4が日本人
2009年 本業の他、ロリータ関係のイベントの開催依頼などが次第に増加
ロリータデュオ「黒色すみれ」のフランス公演のサポートや日本のロリータブランドのイベントコーディネートなどを行う

好きなブランド:Gabriel Chelsea
ここの服しか買わない!

→公式サイトはこちら


JAPANエキスポ、日本文化会館の外務省カワイイ大使のイベント、NHK東京カワイイコレクションinパリと、ロリータの居るところにフランソワ有り。ロリータ博士と言われる彼は誰?という事で、謎のフランソワにインタビューを行った。

 

◆ ロリータとの出遭いは?

学校を卒業してフランスでイラストレーターをしていました。高校の頃から可愛い感じの絵が好きだったのですが、依頼されれば普通のイラストも書いていました。イラストレーターと言う仕事は、パリの様な大きな都市でないと中々仕事がありません。でも、プロバンス出身の僕にとって、パリは治安も余り良くない所があり、街もキレイで無いので好きになれませんでした。友人の1人が日本で仕事をしていたし、東京なら大きな都市だし、イラストレーターとしての仕事もあるかも知れないと思い、パリから逃げる様に来日しました。思っていた通り、日本はキレイだし、良い所で、すごく日本が好きになりました。

 

◆ その時は、ロリータの事を知っていたのですか?

全く知りませんでしたが、日本に来て、東京である日、ロリータを見た時は、心から感動してしまいました。ちょっとヘンかも知れませんが、僕はフランス人で男ですが、何となく迷子になっている感じだったんです。それが、ロリータを見つけて、仲間に遭えた気持ちになりました。彼女達と話をしたいと思っても、その頃は余り日本語も上手ではないし、外国人だし男性なので、ヘンに思われるかも知れないと思いながら、だんだんコミュニケーションが出来る様になりました。そして、ロリータの内面を知る事も出来ました。皆、色々な事に丁寧で、やさしく、明るい人が多いと思います。

 

◆ パリにロリータが出現したのはいつ頃なんでしょうか?

2002年から2003年ごろだと思います。まだ、フランス全体で200〜300人位しか居ないのではないでしょうか。だから、ロリータの子達のネットワークはすごく強くて、必ず誰かが誰かを知っています。

 

◆ ロリータのパリでの人気や、認知度、一般的な人の見方はどうですか?

ヨーロッパでは人の見た目と内面が結びついているのです。変わった格好をしていると変わった人と思われます。服装の選択に日本ほど自由度が高くないので、ロリータに対してもかなり偏見があります。おばあさんの中には、昔風で可愛いと思う人も少し居るようですが、同じ女性でもロリータを嫌がる人も居ます。そんな偏見を変えたいと思うのです。

 

◆ フランスのファッション事情について、もう少し聞かせてください。

フランスはファッションの国だと思われていますが、それは一部のお金持ちの大人の間だけの事です。フランスでは、アルバイトやパートタイムという雇用が一般的ではありません。学生も勉強に時間を取られるのでお小遣いを稼ぐ為に仕事をする事が出来ません。若い人はお金が無いので、手が届くファッションと言うと、工業的に大量生産されたZARA、MANGO、H&Mと言ったものしか無いのです。

僕から見たら、日本こそがファッションの国です。ファッションの選択に自由があり、若い人にも買いやすい安くて素敵な洋服がたくさん有ります。フランスにもこういうファッションがもっと有ると良いのに、と思います。

 

◆ 日本のロリータファッションをどう思いますか?

ロリータは女の子が自分のために着るファッションです。セクシーな服は男性から見たセクシーさを表現していると思うけれど、ロリータの可愛さは男性のためではありません。ロリータはセクシーな女性のファッションの反対に位置する非常に個性的なファッションです。

僕の描くイラストも、女の子から見た可愛さを表現しているので、女性が僕のイラストを好きと言ってくれるのはすごくうれしい。でも僕みたいに、そういう気持ちを分かる男性が居たら、それもうれしいです。

 

 

パリでジャパンエキスポの出展を終えてた後、初めてのメジャー出版の準備の為来日していたフランソワに再会した。歩いている人が楽しそうなので大好き、という原宿で、日本に来た時にいつも買い物をする、というGabriel Chelseaに連れて行ってもらった。私達には「ヨーロッパ」を強く感じるショップや商品なのだが、フランスによると、こういうお店やブランドが有るのは日本だけだ、との事。その後、一度制服が着てみたかったと、言うフランソワと、これも別の意味で極めて日本的な「なんちゃって制服」ショップCONOMiに行って、男子高校生になりきったりと、締め切り前の忙しいひと時を楽しんでいた。