INDITEX 業態研究 | 山中健のWorld Report Vol.4 | コラム | アパレルウェブ

Follow apparelweb on Twitteryoutube apparelwebfacebook pparelweb
アパレル・ファッション業界の情報ポータル
山中健のWorld Report
2009.10.29 Vol.4 >>バックナンバー
このエントリーをはてなブックマークに追加
Vol.4 INDITEX 業態研究

今回はZARAを基幹ブランドとするINDITEXグループの業態についてお伝えしたいと思います。
世界のファッションキャピタル(ファッションにおける重要都市)に行くと、一等地で必ず見かけるのが、ZARAをはじめとするINDITEXグループの各業態です。

それもそのはず、INDITEXグループは、店舗数および売上高でGAPを抜き世界のファッション小売の王者なのです。日本のファッションブランドが世界進出していく中では、避けては通れない競合、それがINDITEXグループなのです。
それぞれの業態について、私がこの夏に、バルセロナおよびパリで行ったフィールドリサーチをもとに、特徴を伝えていきたいと思います。

 

ZARA HOME

ZARAのホームコレクションです。
日本の生活者からも注目を集めていますね。ファブリックの種類が豊富で、Country、Ethnic、Chic、Whiteといったテイスト別に売場が構成されており、ファッション性の訴求が強いのが特徴です。
ベッドカバーが20ユーロ台からあり、ZARA同様、値頃感とファッション性の両立が大きな特徴です。
多くの都市では、独立業態として出店していますが、バルセロナでは基幹業態と同じ館に店を構え、さながらミニ百貨店のようでした。
2009年7月末現在で250店舗展開していますが、残念ながらアジアでの展開はありません。
 

Bershka

ZARAの妹ブランドとして、注目を浴びています。
ジーンズカジュアルを中心に、ロックやストリートのテイストを帯びており、メンズも展開しています。
「ジーンズ&Tシャツ」という基本中の基本スタイルを基軸にしています。日本人の私たちからすると、ちょっと躊躇するような奇抜なデザインのTシャツも多く展開されており、スタイリングよりも「安さと若さで勝負」といった感じです。
GAPの低価格業態「OLD NAVY」のようなテーマ性はなく、総花的な印象は否めませんでした。
今年になり、シンガポールや上海など、アジアの進出も始めており、2009年7月末には626店舗となり、基幹ブランドZARAに次ぐ店舗数を誇っています。
 

Massimo Dutti

INDITEXグループのアパレル業態では、最も上位価格を展開している業態です。
GAPグループにおけるBANANA REPUBRIC、H&MグループにおけるCOSと同じ立ち位置で、アメリカでいうWASP、パリでいうBCBGに通じる、品良く、上質なスタイリングを得意としています。
日本でいうとセレクト系とちょうど同じようなポジションでしょうか。
シンガポール、マレーシア、香港、バンコクなどに進出しており2009年7月末現在、全世界で488店舗あり、アジア太平洋地域にも20店舗あります。
 
前へ | 1 | 2 | 3 | 次へ
>>バックナンバー
ファッションビジネスコンサルタント 山中健

大手百貨店、外資系ファッションメーカー、大手コンサルティングファームを経て、ファッションビジネスコンサルタントとして独立。マクロデータ分析、店舗調査、生活者調査などの徹底したリサーチをベースとし、マーケティング及びMDのコンサルティングを行っている。
2009年よりアパレルウェブコンサルティングファーム上席研究員として、活動を開始。「日本のファッションを世界に」を実現するために、欧米、アジア、国内のファッション市場調査活動を実施中。2008年度 経済産業省 アジア大洋州課 受託事業「アジアトレンドマップ」のディレクションを担当。

ファッション・アパレル企業向け海外進出サポート・コンサルティング | aw-research
ファッション・アパレル企業向け海外進出サポート・コンサルティング | aw-research

ブログ:MD WATCHING
【ご意見・ご質問はこちら
【PC】メールマガジン登録
アパレル業界No.1の情報源!VMD・ブランディングなど専門的な情報をお届け。
>> メルマガ登録はこちら!