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2011年7月4日〜7日、世界第2位の規模を誇るファッションフェスティバルである香港ファッションウィークが開催される。これは香港のみならず、中国本土や台湾、インド、マカオといったアジア各国を中心に、中東やヨーロッパからも多くの出展者や参加者が集まる注目のイベントだ。
| 近年めざましい発展を遂げ、今後アパレル産業においても世界規模のマーケット中心地として熱い視線を浴びる中国。はたしてその全貌とはいかに? ここでは先シーズン(2011年1月)開催された香港ファッションウィーク&ワールドブティック香港を振り返り、バイヤーやアパレル企業が魅了されるその秘密を探ってみたいと思う。 年明け早々幕を開けた先シーズンは、約23ヶ国、2000社が集まり大規模な展示商談会やファッションショーが繰り広げられた。 会場となった香港コンペンション&エキシビションセンターには個性豊かな展示ブースが軒を連ね、約20,000人の来場者が足を運ぶという大盛況ぶり(ちなみに昨年7月は、89の国や地域から開催最多の23,272名が参加)。 2008年の金融危機以降、他国同様、依然厳しい状況であることは否めないものの、だからこそ次なるマーケットの開拓、アパレル産業の発展に国をあげて邁進するパワーを肌で感じることができるイベントだった。 |
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日本からは経済産業省が推進するtokyoeyeやCFDから多数ブランドが参加(経済産業省は近年日本ブランドの対外発信力強化、海外展開の支援を後押ししている)。今月メンズのファッションウィークに合わせてミラノでも展示会を設けたヘッドライナーの前身でもあるヴァンキッシュをはじめ、若手ブランドとして注目を浴びるガッツダイナマイトキャバレーズやフガハム、日本国内でもバイヤー評価の高いリヴォラ、好調な売れ行きを伸ばしているステテコドットコムなど、オリジナリティ溢れる作風は現地マスコミの間でも話題になった。実際、香港や台湾、マレーシア、タイ、モスクワといった各国のバイヤーからの反響も良く、地域に根ざした製品リクエストやリレーションシップ拡大の話もあったという。今後もちろんさらなる日本ブランドのアピールが必要となるが、個性的なブランドたちが織りなすファッションのソフトパワーは中国マーケットの目から見ても新鮮にうつったのではないだろうか。経済産業省が推すクール・ジャパンストラテジーは世界に少しずつ浸透してきているようにも見える。


左:ヴァンキッシュ(VANQUISH) 右:ガッツ ダイナマイト キャバレーズ(GUT'S DYNAMITE CABARETS)
| また、展示スペースにはデニム素材の衣服やアクセサリーを中心に、フットウェアやバッグも揃ったデニム・アーケードや香港では需要の高いブライダル &イブニングウェア、ランジェリー &スイムウェア、キッズウェアなど各カテゴリーごとにセグメントされたブースが登場。来月のイベントでもシックなデザイナーレーベルの最新コレクションを見ることができるファッション・ギャラリーや強い個性を打ち出すブランドネーム・ギャラリー、マス・マーケーットを視野に入れたコストパフォーマンス重視のガーメント・マートなど多種多様なセクションが設けられる予定だ。 Paris Thread社のマネージャー、Caren Wong氏はこのように語っている。「毎春夏の香港ファッション・ウィークには10年前から参加しているが、来場者が通いやすい立地であるうえ、フェア運営が効率的なところが気に入っている。香港はもとよりアメリカやヨーロッパからのバイヤー数も多く、昨年は150近くの見込み客と出会うことができた」。 |
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その他、エジプトやギリシャ、レバノン、トルコといった国から参加したアパレル企業もあり、さまざまな国や地域が年々中国マーケットを重視している姿勢が顕著になってきている。 >>次のページへ続く
Text:Fashion editor & Stylist Yoko Kondo

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